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不妊治療検査

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JWC不妊治療

①タイミング療法
②子宮内精子注入法(IUI)
③高度生殖補助医療(ART)

JWC妊活検査

④ERA(子宮内膜着床能)検査
⑤子宮内フローラ検査
⑥妊活スタートドッグ
⑦妊活栄養検査
⑧慢性子宮内膜炎検査(CD138)
⑨精子DNA損傷・抗酸化力検査
⑩世田谷区子宮がん検診
⑪不育症検査

①タイミング療法

超音波検査にて卵胞の大きさを測定し、尿中のホルモンなどから排卵の時期を予想して妊娠しやすい時期に性交を持つようにする方法です。
不妊期間が短い、精液検査の結果が正常な方が適応となります。

②子宮内精子注入法(IUI)

精子を子宮内に直接注入し、卵子と精子が出会う確率を高めます。
軽度の男性不妊、頚管粘液分泌不全、性交障害の方が適応となります。
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③高度生殖補助医療(ART)

体内から卵子を取り出し精子と受精させ、受精卵を子宮に戻すことで着床を促します。
重度の男性不妊、卵管障害、免疫性不全、原因不明の方が適応となります。
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④ERA(子宮内膜着床能)検査

ERA検査とは
着床に最適なタイミングを調べる検査です。
子宮内膜には胚の着床に最適な時期(着床の窓:Implantation Window)があります。LHサージから7日前後、またはプロゲステロン投与開始から5日前後がこの時期にあたりますが、少し早い、遅いといった個人差があることがわかってきました。着床の準備が整ってない時に胚移植をすると、たとえ正常な胚でも着床不全になってしまうことがあります。
検査は、子宮内膜組織を採取し、着床状態にあるかを遺伝子レベルで調べます。良好胚を複数回移植しても妊娠しない、反復不成功例に対して行う検査です。
ERA検査周期の流れ
1. 月経2~3日目に来院し(ホルモン採血を行い、ホルモンに異常がなければ)子宮内膜を厚くするためのエストロゲン製剤(卵胞ホルモン製剤)を開始します。
2. 月経12日頃に子宮の内膜の厚さ(とホルモン採血)を確認します。
3. プロゲステロン製剤(黄体ホルモン)を開始して、5日後に子宮内膜組織を採取し検査に提出します。
※検査周期は検査のみを行います。移植は行いません。
※検査の結果がでるのに3週間かかります。
※この検査は自然周期で行うこともあります。
子宮内膜組織の採取方法
子宮内に細い管のようなものを挿入し、子宮内膜の一部を採取します。
子宮内膜組織の採取は通常3分程度で、内診室で行います。
検査による起こりうる症状
・出血
・採取による痛み
・子宮壁穿孔
・一時的な子宮痙攣
・感染の可能性
注意事項
・検査を実施する周期は性交渉を行っても問題ありません。
・検査当日はシャワー浴のみ可能です。入浴や性交渉は控えてください。
・感染予防のため、検査当日より1日間抗生物質を服用します。
・検査後少量出血することがありますので、ナプキンをご用意ください。
検査ができない方
・妊娠中
・子宮内感染症
・膣炎
・骨盤炎症性病
・凝血異常(バイアスピリン、抗凝固剤内服中の方も含む)
・検査時に不正出血がある場合
※医師が検査困難と判断した場合、検査中止となることもございます。ご了承ください。
費用:140000円(税込) + 抗生剤 660円(税込)

⑤子宮内フローラ検査

子宮内フローラ(子宮内細菌叢)とは
生殖器内は外気に触れる皮膚と同じように、様々な細菌が共存したフローラ(細菌の集合体)を作っています。
膣内に存在する善玉菌(ラクトバチルス属)は、他の菌やウイルスが増殖できない環境を作ることで、胎児を感染症から守る役割をしていることが知られています。
生殖器に存在するラクトバチルスと不妊の関係
善玉菌(ラクトバチルス属の菌)がつくる乳酸には、腟内の雑菌の増殖を防ぎ、病原体を死滅させる効果があります。善玉菌は、女性ホルモンによって腟上皮細胞より分泌されるグリコーゲン由来の物質を代謝することで乳酸を生成しています。女性が分泌するホルモンによって善玉菌が増え、女性の腟内の環境が保たれます。
近年になって、無菌だと考えられていた子宮にも菌が存在することがわかりました。
感度の高い解析技術を用いることで、腸内の菌の集合体「腸内フローラ」のように、「子宮内フローラ」を
構成する菌の割合を調べられるようになりました。
検査により期待されること
妊活・不妊治療中の方:着床率・妊娠率の向上
妊娠中の方:早産予防
検査時期
月経7日目~24日目で行いますが、月経12,13日目が最も適しています。
検査方法
子宮内膜液(子宮内腔の貯留液)を採取します。検査実施は1~2分程度です。
判定困難となる検体の特徴
以下の性状の検体は、結果が得られない場合があります。
・子宮内膜液の採取量が少ない
・3ヶ月以内抗菌薬の使用によって菌の量が減っている
※子宮内フローラ検査を実施される方は、検査の1ヶ月程度前に抗菌剤を服用していた場合でも検査は実施可能です。
・低性交渉などにより子宮へ菌の入る機会が少ない
検査による起こりうる症状
・出血
・採取による痛み
・子宮壁穿孔
・一時的な子宮痙攣
・感染の可能性
注意事項
・検査を実施する周期は、性交渉を行っても問題ありません。
・検査当日はシャワー浴のみ可能です。入浴や性交渉は控えてください。
・検査当日より1日間抗生物質を内服します。
・検査後少量出血することがありますので、ナプキンをご用意ください。
・子宮内膜液の採取が難しく、検体量が不足等により再検査を要する場合があります。
検査ができない方
・妊娠中
・子宮内感染症
・膣炎
・骨盤炎症性病
・凝血異常(バイアスピリン、抗凝固剤等内服中の方も含む)
・検査時に不正出血がある場合
※医師が検査困難と判断した場合、検査中止となることもございます。ご了承ください。
費用:50000円(税込)+ 抗生剤は別途費用660円(税込)
※菌が検出されなかった場合や、子宮内膜液の量が少なく検体量が不足の場合は、検査費用は無料になります。
抗生物質の費用のみいただいております。

⑥妊活スタートドッグ

今すぐ妊娠・出産を考えていなくても、将来望んだ時に不妊リスクを軽減するために体の状態チェックをご希望の方のための検査です。
詳細はこちら

⑦妊活栄養検査

妊娠しやすい体づくりの為に必要な栄養がきちんととれているか調べる検査です。
1. ビタミンA(¥2,200): 生殖機能や骨の形成に不可欠なビタミンです。子宮環境を整え着床しやすい環境を作ります。
2. ビタミンB1(¥2,200):不足していると倦怠感やイライラ感が生じたりする原因になります。
3. ビタミンB12(¥1,200):女性ホルモンのエストロゲンの分泌に関わり受精卵の着床を助けます。
4. ビタミンD(¥4,950):受精卵が着床し胎盤が形成されるのを促す役割があります。
5. 亜鉛(¥1,200):免疫細胞の活性化に関わる栄養素です。着床後の細胞分裂を促す働きがあります。
6. フェリチン(¥1,000):鉄が不足するとエネルギーが低下し冷えを引き起こします。
7. 血算検査(¥250):炎症の有無、貧血の有無、免疫力についての評価を行ないます。

⑧慢性子宮内膜炎検査(CD138)

慢性子宮内膜炎の有無を調べる検査です。慢性子宮内膜炎は着床を阻害します。タイミング療法・子宮内精子注入法・高度生殖補助医療において不成功である方の約30%に慢性子宮内膜炎を認めると言われています。
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⑨精子DNA損傷・抗酸化力検査

精子DNA損傷検査は、精子のクロマチンの状態を調べ、クロマチンがどのぐらい損傷しているか、または成熟しているか未熟であるか確認する検査です。損傷精子や未熟精子の割合が多いと人工授精による妊娠の可能性が低くなることや、体外受精における受精率や妊娠予後が悪くなると報告されています。
精液抗酸化力検査は、精液中の酸化ストレスへの抵抗力を測定します。不妊男性における抗酸化力は低いことが報告されています。
検査の対象は、人工授精から体外受精へのステップアップを検討されている方、体外受精もしくは顕微受精どちらかの治療を選択するか検討されている方、精索静脈瘤の治療を検討している方です。
費用:20,000円(税込)

⑩世田谷区子宮がん検診

子宮頸部がんは、主に性交渉などにより感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となって発症します。日本では年間約11,000人が発症し、約2,900人が亡くなっています。罹患率は女性特有のがんの中で3番目に高く、また死亡率も2番目に高くなっています。早期発見・治療で大切な命を守るために検診を受けましょう。
対象者は、令和4年3月31日時点で20歳以上の世田谷区民のうち、令和2年度に世田谷区子宮がん検診を受診していない方です。
子宮頸部がん検診費用:800円
子宮体部がん検診費用:1,000円
※体部検診対象の方は下記の通りです。
子宮頸部がん検診受診者のうち、受診時以前6ヶ月以内に不正出血または褐色帯下の症状を有していたことがあり
①~④のいずれかの条件に該当する方です。
①年度末年齢50歳以上の方②閉経後の方③未妊婦であって月経不規則の方④医師が特に必要と認めた方

⑪不育症検査

不育症とは、妊娠は成立するものの流産を2回(反復性流産)または、3回以上(習慣性流産)繰り返してしまう状態と定義されています。不育症の要因は、子宮形態異常・血栓性素因・内分泌異常・染色体異常の原因が考えられます。
当院では、内分泌検査・抗リン脂質抗体検査・血液凝固因子検査・抗PE抗体検査を行なっております。

陣内ウィメンズクリニック

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